AzPainter使い倒し HOME写真レタッチ

元画像とレタッチ後

手すりの向こうの背景が明るすぎ、桜が今ひとつ目立ちません。 「アルファ操作」と「乗算」を使って、写真の上半分だけを補正してみました。 これなら桜がクッキリ見えますね。

元画像を複製

元画像を複製します。

新規レイヤに白&黒のグラデーション

さらに新規レイヤを作り、上が白、下が黒の線形グラデーションを描画します。

下のレイヤの輝度からコピー

グラデーションのレイヤを元画像複製レイヤの下に移動します。

元画像複製レイヤを選択して、「フィルタ」⇒「アルファ操作」⇒「下のレイヤの輝度からコピー」を実行します。

輝度とは明るさのことです。
下のグラデーションレイヤで明るい部分(白っぽい部分)ほど、上の複製レイヤでは不透明のまま残ります。

レイヤの削除

グラデーションのレイヤを削除します。

「乗算」と不透明度調節

元画像複製レイヤを選択して、合成モードを「乗算」にします。

「乗算」は、必ず元画像より暗くなります。
明るすぎる部分を補正するのに使えます。

効果が強すぎたら、レイヤの不透明度を少し下げてください。
この例では80%にしています。

「表示レイヤをすべて結合」して保存します。

画像の上半分だけを補正するのに、「下のレイヤの輝度からコピー」を使って複製画像の一部だけを残しました。
二重になっている部分だけが「乗算」で合成され、暗くなったわけです。
補正したい部分に合わせて、グラデーションの形を工夫することで、色々応用できます。