AzPainter使い倒し HOME写真レタッチ

元画像と加工後

ポスタリゼーションを使った、シルクスクリーン風の加工です。 平凡な写真でも、面白く仕上がります。

ガウスぼかし

元画像に「フィルタ」⇒「ぼかし」⇒「ガウスぼかし」を実行します。

強さは、小さめの画像なら1〜2、大きいものは3程度がいいと思います。

ぼかしをかけるのは、次のポスタリゼーションで、色の境界を滑らかにするためです。

ポスタリゼーション

「フィルタ」⇒「カラー」⇒「ポスタリゼーション」を実行します。

この作例では初期設定(階調4)のままにしましたが、プレビューを見ながら、3〜5くらいの値で実行すればいいでしょう。

画像の色数が減って、イラスト風になりました。

レイヤ複製とグレイスケール化

元画像レイヤを複製して、「フィルタ」⇒「カラー」⇒「グレイスケール」を実行します。

輪郭抽出

「フィルタ」⇒「輪郭抽出」⇒「輪郭抽出」を実行します。

色と色の境界が、線になりました。

レベル補正

輪郭線を、もう少し濃くしたいと思います。

「フィルタ」⇒「カラー」⇒「レベル補正」で、真ん中の三角を右側に寄せます。

これで輪郭線が黒っぽくなりました。

乗算

元画像複製レイヤの合成モードを「乗算」にします。
輪郭線が下の元画像レイヤの上に重なりましたね。

レイヤを結合して完成ですが、JPEGで保存すると色ムラが出て汚くなります。
BMP、GIFあるいはPNGにした方が、綺麗に保存できます。

オーバーレイでも

他の合成モードも試してみました。

オーバーレイやソフトライトも、とても面白い仕上がりになります。

「乗算」は、黒っぽい輪郭線を下のレイヤに反映させる時によく使われます。 この作例では、完成後に「色の置き換え」を使って、好きな色に塗り替えることもできますね。