AzPainter使い倒し HOME写真レタッチ

元画像とレタッチ後

太目の水性サインペンでスケッチしたような加工で、色調も元画像から一部変わります。 信号機の色が反転してますが。(笑) メディアンフィルタが活躍します。

元画像を2枚複製

元画像を2枚複製します。

メディアン最小値

一番上のレイヤに、「フィルタ」⇒「メディアン」の最小値を、5×5で実行します。

メディアン最大値

真ん中のレイヤに、「フィルタ」⇒「メディアン」の最大値を、5×5で実行します。

レイヤウィンドウ

わかりやすいように、レイヤの名前を変えてみました。

左図のようになっています。

減算合成

一番上のメディアン最小値5×5レイヤの合成モードを「減算」にします。

黒っぽいネガのようになったと思います。

メディアン最小値レイヤを、下のメディアン最大値レイヤと結合します。

ネガポジ反転

結合したら、「フィルタ」⇒「カラー」⇒「ネガポジ反転」します。

サインペンで描いたような画像になりました。

レイヤの名前変更

わかりやすいように、この一番上のレイヤ名を「サインペン」と変えました。

レベル補正
このサインペンレイヤの色が、少し薄いので濃くします。

「フィルタ」⇒「カラー」⇒「レベル補正」ダイアログを開きます。
黒い山の形が、右側(明るい方)に偏っていると思います。
中央の三角形を少し右側に動かして、画像を濃くします。
(あまり濃くしすぎないでください)

レイヤを下に移動

サインペンレイヤを、下に移動します。

(つまり、2つのレイヤの上下を入れ替えます)

ソフトライト合成

一番上の元画像レイヤを選択し、レイヤの合成モードを「ソフトライト」にします。

下のサインペンレイヤに、少しだけ細かいニュアンスが加わったと思います。
必要ならレイヤの不透明度を調節してください。

レイヤを結合して完成です。

メディアンフィルタで変化させた、2枚の複製レイヤの「差」が、太いサインペンのような線になるのですね。 何でもない街並みの写真に使っても、結構印象的な仕上がりになります。