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湖面に白い霧

湖面に霧を発生させてみました。 雨や雪を降らせる加工と同様、「スクリーン」を使いますが、描画ツールも併用します。

新規レイヤを黒で塗る

元画像の上に新規レイヤを作成し、黒で塗りつぶします。

このレイヤを「霧」とします。

描画ツールと色の設定

ツールウィンドウで「ブラシツール」と「自由線」にして、コントロールウィンドウではブラシサイズは大きめに(画像の大きさにより加減)、濃度は半分くらいにします。

描画色を白にします。

線を引く

霧レイヤ上で、左図のように、霧を発生させたい部分に、適当に線を描きます。

ブラシサイズを何度か変えて、単調にならないように数本描くと良いでしょう。

この後で大きくぼかすので、適当でかまいません。

ガウスぼかし
「フィルタ」⇒「ぼかし」⇒「ガウスぼかし」を、強さ10(最大)にして実行します。

たぶんこれだけではボケが足りないと思うので、もう一度適当な強さで「ガウスぼかし」を実行してください。

(注: 現在のAzPainterでは、ガウスぼかしが強さ16まで使えるようになっています)

霧

左図のような感じなればOKです。

要するに「ブラシで描いた」感じがなくなるまで、ガウスぼかしを適用します。

スクリーン

霧レイヤの合成モードを「スクリーン」にします。
一面に霧が発生しましたね。

霧レイヤの不透明度を調節すれば、霧の濃度も変化しますよ。

レイヤを結合して完成です。

この例では湖面の上を中心に霧を発生させましたが、ブラシの描画しだいで様々な霧ができます。 また、ぼかし方を変えた霧レイヤを2枚作り、それぞれ不透明度を変えて「スクリーン」合成すれば、もっと遠近感のあるリアルな霧にすることもできます。