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サンプル画像

画像に、デコボコした紙や布目などの質感を付けてみました。 手書き風イラストや、絵画調に加工した写真に効果的です。 テクスチャさえ用意できれば、画像への適用方法は、基本的にみな同じです。 ここではノイズで凹凸をつける、簡単な方法を紹介します。

白で新規レイヤ

質感を付けることにより、やや暗くなるので、元画像は明るめに調整しておきます。

加工したい元画像の上に、新規レイヤ「テクスチャ」を作り、白で塗りつぶします。

質感の素になるテクスチャは、グレイスケールで作成するのが普通です。
その下地になるのが白のレイヤということです。

ノイズ付加

テクスチャレイヤに、「フィルタ」⇒「ノイズ」を、適当な量で実行します。

ここでは量を100にしました。

ガウスぼかし

続いて、「フィルタ」⇒「ぼかし」⇒「ガウスぼかし」を、強さくらいで実行します。

エンボス

さらに「フィルタ」⇒「エンボス」を、やや強めにかけます。
ここでは強さ6にしています。

プレビューを見ながら、ちょうどいいデコボコ加減にしてください。
この状態が、そのまま「質感」になります。

乗算で質感が反映される
完成したテクスチャレイヤの合成モードを「乗算」にします。
テクスチャの明暗が元画像に反映されますが、そのままでは効果が強すぎるので、テクスチャレイヤの不透明度を適当に下げましょう。

レイヤを結合して完成です。

なお結合後、もう一度軽くエンボスをかけると良い場合もあります。

参考:キャンバス地を作る

質感の素になるテクスチャは、ノイズの他にも雲模様やトーン&ラインなど、色々なものから作れます。 グレースケールで作ったものに、エンボスで凹凸を付けてから乗算で合成する、というのはどれも同じなので、お好きなテクスチャで試してみてください。