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バージョン1.33から、AzPainterでUnicode文字が描画できるようになりました。 ここではIMEパッドの「文字一覧」からUnicode文字を入力する方法を紹介します。

Unicode(ユニコード)とは、世界中で使われている様々な言語の文字を、1つの統一した文字コードにまとめたものです。
(これに対し、日本で使われている「シフト JIS」のような文字コードは、ローカルな規格です)

Unicodeには、シフトJISでは割り当てられていない文字や記号、装飾的なマーク等がたくさんあります。
イラスト・画像加工・素材作成に、便利に使えるので試してみましょう。
(このボーダー↓↓↓も、Unicode文字を並べたものです)



テキストツールで画像上をクリックして、文字入れダイアログを出します。

続いて、言語バーのIMEパッドのアイコンをクリック、「文字一覧」を選びます。


Unicode独自の文字に対応していないフォントもたくさんあるので、最初はMS (P) ゴシックやArial Unicode MSなどのフォントにします。
また、初めから一覧をスクロールして文字を見ていくと、多すぎて大変なので、何か適当に「文字種」を選択してみましょう。

「・」は、そのコードには文字が割り当てられていないことを示します。


文字入れダイアログでは、フォント名を文字一覧で選択したのと同じにしてください。
文字一覧で使いたい文字や記号をクリックすると、テキストボックスに入力されます。
Enterキーで確定すると、画像上に文字が出ます。

後は、通常の文字入れ操作と同様に、位置やサイズなど調整して、「描画」をクリックすればOKです。


左は、「MS P ゴシック」で文字入れした記号やマークです。

フォントにより、同じ記号でも形や線の太さが微妙に違ったりします。
また、割り当てられている文字の種類や数も色々です。
(Unicode対応フォントでも、全てのコードに文字が割り当てられているわけではありません・・・空欄になっているコードも多いです)



← こちらは、「Arial Unicode MS」を使ったものです。

(星占いの)星座の記号、チェスの駒、トランプのマークなど、工夫次第で楽しく使えそうですね。


← 「メイリオ」です。
(Vista標準搭載の「メイリオ」ですが、XP用のインストーラー付きフォントファイルが、マイクロソフト社のサイトからダウンロードできます)

他にもMS (P) 明朝、Lucida Sans Unicodeなどで、たくさんのUnicode文字が使えます。


← もちろんUnicode本来の目的である、各言語特有の文字も描画できます。
ただし一部言語(アラビア語など)で、「文字一覧」に表示されていても、AzPainterのテキストボックスや画像上で反映されないものがあるようです。
この場合、フォントをArial Unicode MSにすれば、大体うまくいきました。(環境によるのかもしれませんが)

Unicode文字を初めて御覧になった方は、「へええ!パソコンにはこんなにたくさんの文字や記号がインストールされていたのか!」と驚くと思います。 ぜひお気に入りを見つけて、楽しく使ってみてください。