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元の写真と加工後

薄墨で描いたような、水墨画風加工です。 前半の輪郭抽出法は、覚えておくと色々応用できます。



元画像に「フィルタ」⇒「カラー」⇒「グレイスケール」を実行します。

元画像レイヤを複製します。



元画像複製レイヤに対し、「フィルタ」⇒「カラー」⇒「ネガポジ反転」を実行します。



続いて「フィルタ」⇒「ぼかし」⇒「ガウスぼかし」を、強さ8くらいで実行します。

画像が大きくボケます。



元画像複製レイヤの合成モードを「覆い焼き」にします。
陰影のついた輪郭が抽出されました。

もしここで画像の状態が気に入らなかったら、一旦元に戻して、ガウスぼかしの強さを変えてみてください。

元画像複製レイヤを元画像レイヤと結合します。



少しくっきりしすぎているので、柔らかな感じにしたいと思います。

「フィルタ」⇒「メディアン」を、中央値のまま実行します。

「範囲」は、画像の大きさや好みで変えてください。
左図は小さな画像なので3×3にしています。



全体に色が薄い場合は、濃くします。
(これは必要な場合だけ、やってください)

「フィルタ」⇒「カラー」⇒「ガンマ補正」で、ガンマ値を少し下げます。
左図は60まで下げています。

保存して完成です。

「覆い焼き」で結合した後、「ひっかき」「拡散」「油絵風」などのフィルタを使っても、面白い仕上がりになります。 最後に紙の質感をつけると、よりリアルな水墨画の感じが出せるでしょう。