全体に白っぽく、コントラストが不足している写真を補正する方法です。 フィルタを使う方法と、レイヤを使う方法があります。
まず誰でも考えるのが、「フィルタ」⇒「カラー」⇒「明度・コントラスト調整」を使うことでしょう。
コントラストのスライダーを右にドラッグすると、画像の明暗が強調されます。
コントラスト+30で、左図のようになりました。
この方法は、軽度の白っぽい写真なら非常に効果があり、色味も含めて綺麗に補正できます。
しかし、コントラストを上げ過ぎると不自然な画像になるので、強い補正が必要な場合には不向きです。
一般には「フィルタ」⇒「カラー」⇒「レベル補正」を使うのが、一番便利な方法です。
白っぽい写真は暗い画素が少ないので、ヒストグラムの山の左側が、左図のように空いています。
そこで左端の△印を、山の左端か少し内側くらいまで寄せると、暗い画素が増えてコントラストが改善されます。
真ん中の△も、画像の変化を見ながら左右に動かしてみましょう。
綺麗に補正できたらOKします。
左図のように、自然な感じに補正できました。
この「レベル補正」を使う方法は、かなり重症?の白っぽい写真でも効果があります。
失敗写真とあきらめる前に、試してみましょう。
レイヤを使ってコントラストを強調する方法も、紹介しておきましょう。
元画像を複製して、複製レイヤの合成モードを「オーバーレイ」や「ソフトライト」にします。
(オーバーレイの方が、効果が強く出ます)
効果の程度は、レイヤの不透明度で調節してください。
レイヤを結合して保存します。