画像に白い縁と目打ちの穴をつけ、切手風に加工する方法です。 丸い穴は、フォントと「描画色を透明に」で作っています。
使う画像は、切手の額面やNIPPONなどの文字を入れることを考えて、適当にトリミングするなどしておきましょう。
また縦長の方が、より切手らしくなります。
(ここではスペースの関係で横長にしていますが)
写真を使う場合は、「ポスタリゼーション」「減色」「ノイズ」等で、少し画像を劣化させた方が、本物らしく仕上がります。
描画色を白にし、ツールを鉛筆にします。
白い縁の幅をツールのサイズにして、「フィルタ」⇒「現在のツールで描画」⇒「枠線」を実行します。
画像の大きさにより適する縁の幅が違うので、本物の切手を参考にするなどして、上手に枠をつけてください。
ここで次の作業のために、キャンバスサイズを広げておきます。
「編集」⇒「サイズ変更」で、画像の位置を中心にして、幅・高さとも2割ほど大きくします。
(広げる部分は「透明」です・・・左図でチェック柄の部分))
切手をちぎったように見せるために、縁を少しだけボサボサにします。
選択ツールに切り替えて、左図のように画像の上辺を細長く選択枠で囲みます。
そのまま「フィルタ」⇒「ひっかき」を、長さ2(画像が大き目なら3)、角度は初期設定のままで実行します。
白縁の上辺だけが、わずかにボサボサになったと思います。
これを他の3辺にも同様に実行します。
左図のように、4辺の白縁だけがボサボサになればOKです。
1辺ずつやるのが面倒ですが、これをしないと仕上がりのリアルさがイマイチなので、やってください・・・。(笑)
いよいよ目打ちの穴を作ります。
描画色を、画像で使っていない色にセットします。
テキストツールで画像上をクリックすると、文字入れダイアログが開くので、まずMSゴシックなどの日本語フォントにします。
日本語入力で「まる」と打って何度か変換し、「●」になったら、それを左図のように打っていきます。
なおアンチエイリアスは、必ずチェックをはずしてください。
「サイズ」「字間」「行間」を適当に調節し、行揃えは左にします。
これを左図のように、白縁の上と左に配置します。
この●を、この後透明化して目打ちの穴にするので、●の大きさや間隔、位置を上手に決めましょう。
位置が決まったら、文字入れダイアログの「描画」をクリックして、確定します。
ここで「編集」⇒「全体を右へ90度回転」を2回続けて実行します。
画像がひっくり返るので、再びテキストツールでクリックすると、さっき入力したのと同じ●の列が画像上に出ます。
上辺と左辺に対して、●の位置を調節して「描画」しましょう。
(角の部分がカブッたりしますが・・・気になるなら、●を減らしたり、間隔を微調整してください)
ここで「フィルタ」⇒「アルファ操作」⇒「描画色を透明に」を実行します。
●の部分が透明になって、目打ち風の穴になりました!
ひっくり返っている画像を、「編集」⇒「全体を左へ90度回転」を2回実行して、元に戻します。
切手の額面など、適当に文字を入れます。
この辺はお好みで・・・。
先ほど文字入れで「字間」やアンチエイリアスの設定を変更しているので、ちゃんと元に戻してから文字入れするのを、忘れないように。
(なお「日本郵便」と入れた画像をネット等にアップすると、ひょっとしてマズいかもしれないので、適当に変えてください)
最後に、影や背景をつけて仕上げます。
影のつけ方はこちらをどうぞ。 ↓↓↓
レイヤの不透明部分だけに影をつける
レイヤを全て結合して完成です。