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かすれやザラザラした質感を加えて、画像を古く見せる方法です。 色の加工に続けて行うと、効果的です。



元画像は、画像を古く見せる<色編>などを参考にして、古い感じの色調に整えておきます。



元画像の上に、新規レイヤ「雲模様」を作ります。

描画色と背景色を白・黒にして、「フィルタ」⇒「イメージ生成」⇒「雲模様」(全体)を実行します。

さらに「フィルタ」⇒「ノイズ」を、量30くらいで実行します。



下の元画像レイヤを、雲模様レイヤの上に移動します。

(つまり、レイヤの上下を入れ替えます)


元画像レイヤに対し、「フィルタ」⇒「アルファ操作」⇒「下のレイヤの輝度からコピー」を実行します。

下の雲模様レイヤを非表示にしてみてください。
元画像が所々、かすれたように透明になっているはずです。

この雲模様レイヤはもう必要ないので、削除します。


新規レイヤ「台紙」を作って、元画像レイヤの下に移動します。

この台紙レイヤを、薄茶色や鈍いクリーム色などの、古い紙っぽい色で塗りつぶします。
これで元画像を「裏打ち」したことになります。

上の元画像レイヤを選択して、下のレイヤと結合します。



汚れ&デコボコの質感をつけましょう。

新規レイヤ「雲模様」を作って、描画色と背景色を白・黒にし、「フィルタ」⇒「イメージ生成」⇒「雲模様(全体)」を実行します。



「フィルタ」⇒「エンボス」を、強め(10以上)で実行します。



この雲模様レイヤの合成モードを「乗算」にし、下の画像が見える程度まで不透明度を下げます。

レイヤを結合します。



最後に「フィルタ」⇒「ノイズ」を好みの量で実行すると、さらにザラザラ感が増します。

保存して完成です。

色あせた昔の写真風加工
古いフィルム風加工


オマケ・・・フチをぼかすと、雰囲気が出ます。

1、新規レイヤに、適当な線幅で白やクリーム色などの「枠線」を描画
2、「水晶」で枠線を乱す
3、「ガウスぼかし」

必要に応じて、レイヤの不透明度を調整してください。

クッキリと綺麗なデジタル画像が溢れているので、レトロな汚し加工が逆に新鮮に見えることがあります。 雲模様とアルファ操作で「かすれ」を作るのがミソでしょうか。