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サンプル画像

白い筋のような繊維が入った紙です。 和紙や厚手の包装紙、工作用の紙などによくありますね。 右図は縁をボサボサにして影をつけています。 バージョン1.32から実装された、「ヒストグラム伸張」を使っています。



シームレスにするなら256×256、そうでない場合は適当な大きさで「新規作成」します。

「フィルタ」⇒「イメージ生成」⇒「雲模様(シームレス)」を、ノイズの強さ0.25、色は「黒/白」で実行します。
(雲模様は、白黒のバランスがいいものを選んでください)

この雲模様レイヤを複製します。



雲模様複製レイヤに対し、「フィルタ」⇒「メディアン」を、最小値3×3で実行し、レイヤの合成モードを「減算」にします。

見た目はほとんど真っ黒になるはずです。
(実際は、2枚の画像の「差」が、かすかに白っぽく出ているのですが)

雲模様複製レイヤを、下のレイヤと結合します。



「フィルタ」⇒「カラー」⇒「ヒストグラム伸張」を、初期設定のまま実行します。

すると左図のように、白い繊維模様が浮き出てきましたね。

この効果は従来の「レベル補正」でもできますが、今回の作例では「ヒスグラム伸張」を使った方が簡単です。



新規レイヤ「着色」を作ります。

この着色レイヤを、紙の地色にしたい色で塗りつぶします。


雲模様レイヤを着色レイヤの上に移動して、レイヤの合成モードを「スクリーン」にします。
白の繊維模様が強すぎるようなら、レイヤの不透明度を適当に下げてください。
レイヤを結合して保存します。

縁をボサボサにする&影をつける方法は、こちら↓↓↓を御覧ください。

画像の縁をボサボサにするには

ほとんど真っ黒(暗)な画像でも、ヒスグラム伸張を使うと明暗のバランスが調整されて、「何か」が見えてくることがあります。 なお、「メディアン最小値」を5×5や7×7にすると、もっと太い模様が出てきます。