AzPainter使い倒し HOME写真レタッチ

元画像とレタッチ後

桜(ソメイヨシノ)は、花が下向きに咲くので影になりやすく、写真だと大抵は見た時ほど綺麗ではありません。 特に曇り空の場合は、色もくすんでしまいます。
でもレタッチで、ここまで綺麗な桜にできますよ。

レベル補正
「フィルタ」⇒「カラー」⇒「レベル補正」ダイアログを開きます。

黒い山の両脇が空いていたら、端の△印を山の縁に寄せます。
これで写真にコントラストがつきます。

次に、画像の桜を見ながら中央の△印を左寄りに動かして、花の部分を白っぽくなり過ぎない程度に明るくします。

赤味を強調
桜の花らしく、少し赤みを強調しましょう。

「フィルタ」⇒「カラー」⇒「RGB調整」で、R(レッド)の値を少し上げますが、画像を良く見て、ほんの少し赤みが加る程度に止めておきます。
やりすぎは禁物・・・。

元画像を複製

かなり綺麗になりましたが、まだ回りの葉に比べて肝心の花がくすんでいます。

花(白っぽく明るい部分)だけを、もう少しパッとさせることにします。

元画像の複製レイヤを作ります。

アルファ操作と合成
元画像複製レイヤに対し、「フィルタ」⇒「アルファ操作」⇒「暗い色ほど透明に」を実行します。

その後レイヤの合成モードを「ビビットライト」にして、不透明度を適当に調整しましょう。
桜が明るく、色鮮やかになりましたね。

レイヤを結合して完成です。

参考: 桜の花をほんのり赤く

明るい所をぼかしても綺麗

さらにこの後、明るい部分だけをボカすと、このように優しい雰囲気になります。



参考:明るい部分だけをボカす方法

桜は写真の場合、実際よりも赤味を強調しないと桜っぽく見えません。 「レタッチしたな」と気づかれない程度に、さりげなく加工するのがポイントです。