AzPainter使い倒し HOME写真レタッチ

カラー写真を、少しイラスト的なグレイスケール画像に加工する方法です。 簡単にバリエーションも作れます。



写真を開いたら、まず「フィルタ」⇒「カラー」⇒「グレイスケール」で、モノクロ画像にします。

続いてその元画像レイヤを複製します。



複製レイヤに対して「フィルタ」⇒「メディアン」を、3×3の最大値で実行します。



複製レイヤを「フィルタ」⇒「カラー」⇒「ネガポジ反転」します。



ここまでで準備完了、後はレイヤの合成モードを利用するだけです。

まず「スクリーン」にすると、左図のように明るいグレーの濃淡と輪郭線の画像になります。



ビビットライトでは、グレーと濃い輪郭線の画像になります。



上のビビットライトのレイヤを、下のレイヤと結合してから「ネガポジ反転」すれば、左図のような画像になります。

どれでもお好きな状態で保存してください。

★ 場合によっては「差の絶対値」など、他の合成モードも使えます。



この加工で、合成モードを上から順に試していくとわかりますが、「加算」では左図のような輪郭が取り出せます。



「覆い焼き」では、「加算」とはまた違った輪郭が出ます。

★ この輪郭抽出は、アナログ風水彩画加工で利用しています。

いずれの場合も、レイヤを結合してから「ガンマ補正」や「レベル補正」で線の濃さ等調節すると、さらに線がはっきり出ます。

この種の加工は、平凡な写真が意外と面白いアート風になることがあります。 色々な写真でお試しください。