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サンプル画像

ノイズを素に、「ひっかき」「モーションブラー」で雨を作っています。 フィルタの値を調節することで、色々な雨が表現できます。

新規レイヤを黒で塗りつぶし

元画像の上に新規レイヤ「雨1」を作り、黒で塗りつぶします。

ノイズ

雨1レイヤに、「フィルタ」⇒「ノイズ」を150くらいの量で実行します。

ノイズを二値化

「フィルタ」⇒「カラー」⇒「2値化」で、画面を見ながら「しきい値」を設定して、白い点の量を調節します。 (この例では、しきい値を145にしています)

この点が雨の素になるので、どんな雨を降らせたいかによって、量を決めてください。

ひっかき

「フィルタ」⇒「ひっかき」を、好みの長さと角度で実行します。
降らせたい雨のイメージに合わせて値を設定しましょう。

なお、この時の「角度」は、覚えておいてください。

モーションブラー

「フィルタ」⇒「ぼかし」⇒「モーションブラー」を、範囲はお好みで、角度はさっきの「ひっかき」の時と、大体同じ値に設定して実行します。

このプレビュー画面で白い部分が雨になるので、そのつもりで値を決めましょう。

雨レイヤを複製

リアルな雨を作るために、もう一手間かけます。

雨1レイヤを複製して、雨2レイヤとします。

レイヤを180度回転
雨2レイヤに対して、「選択範囲」⇒「任意回転」で、回転角度に180と入力してOKします。

雨2レイヤだけが、さかさまになりました。

ガウスぼかし

雨2レイヤに対して、「フィルタ」⇒「ぼかし」⇒「ガウスぼかし」を強さ1(初期設定)で実行します。

スクリーン

雨1、雨2レイヤの合成モードを両方とも「スクリーン」にします。
画面いっぱいに雨が降りましたね!

必要に応じて、各雨レイヤの不透明度を調節します。
「表示レイヤをすべて結合」して保存します。


参考:雪を降らせてみる

ノイズの量、各フィルタの値を変えることで、色々な雨を降らせることができます。
「スクリーン」は、黒は結果に反映されず、白っぽい(明るい)部分だけが元画像の上に残ります。 覚えておくと、応用範囲の広いテクニックです。