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サンプル画像

「波紋」を使って、ぐにゃぐにゃ?にした、お洒落な変形フレームです。 途中「現在のツールで描画」が活躍しますが、ツールの種類やサイズを間違えずに設定してください。



元画像の上に新規レイヤを作り、「枠」とします。

フレームにしたい色を描画色にセット、ツールを鉛筆、サイズを作りたいフレームの幅と同じにします。

枠レイヤ上で、「フィルタ」⇒「現在のツールで描画」⇒「枠線」を実行します。
画像の周囲に描画色の枠がつきました。


続いて、描画色をさっきより少し暗い色に変更し、ツールサイズも3分の1程度に小さくします。

「フィルタ」⇒「現在のツールで描画」⇒「不透明部分を縁取り」を実行します。
フレームの内側(不透明部分の外側)に、濃い色の枠がつきました。

さらに「フィルタ」⇒「立体枠」を好みの設定で実行し、フレームを立体的にします。



フレームをゆがめる前に、キャンバスサイズを広げておきましょう。

「編集」⇒「サイズ変更」で、幅&高さに現在のサイズの1〜2割ほど大きい値を入力し、配置を中央しにてOKします。


「フィルタ」⇒「変形」⇒「波紋」をクリックします。

作例は初期設定のままでOKしていますが、値をいじっても構いません。
工夫すると、面白いフレームが色々できます。
ただし、あまり極端な設定だと、フレームが壊れて?しまうので注意!



フレームがぐにゃぐにゃになりました。

しかし、変形したフレームに対して、矩形のままの元画像がはみ出ています。

それをこれから直していきます。



フレームに使っていない色を描画色にセットします。

枠レイヤで、フレームの内部を描画色で塗りつぶします。



枠レイヤと元画像レイヤの上下を入れ替えます。

上の元画像レイヤを選択し、「フィルタ」⇒「アルファ操作」⇒「下のレイヤで透明な部分は透明に」を実行します。

フレーム外にはみ出ていた部分が、透明になりました。


再び枠レイヤと元画像レイヤの上下を入れ替えます。

枠レイヤを選択し、「フィルタ」⇒「アルファ操作」⇒「描画色を透明に」を実行します。
これで元画像が見えるようになりましたね。

しかし画像を良く見ると、フレームの縁(半透明部分)から、ほんの少し下の元画像が透けて見えています。
仕上げの前に、ここで枠レイヤを下の元画像レイヤと結合しておきます。

ツールを消しゴム、サイズをにします。
「フィルタ」⇒「現在のツールで描画」⇒「不透明部分の内側を縁取り」を実行します。
もし1回できれいにならなかったら、もう一度同じフィルタを実行してください。

周囲の透明部分をそのまま保持したいなら、「レイヤ」⇒「アルファ付きPNGに出力」します。
通常は、透明部分を適当な色で塗りつぶして保存しましょう。
(その際、GIFやPNGで透過色を指定して保存することもできます)

影をつけたい場合は、こちらを御参考に↓↓↓

画像全体に影をつける
レイヤの不透明部分だけに影をつける

この加工では、不透明部分の外側と内側の縁取りを、つい逆に指定してしまいがちなので、気をつけましょう。 なお「波紋」は、値を変えて複数回適用しても、面白い結果になります。 工夫して楽しいフレームを作ってみてください。