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サンプル画像

水をこぼしたように背景が透けて見える、涼しそうな水文字ロゴです。 手描きの文字からでも作れます。


背景画像の上に新規レイヤを作り、黒で塗りつぶします。

これに白で文字を入れるか、または鉛筆ツールで字や線などを描きます。
丸みのある太目のフォントや線にしましょう。

なお鉛筆ツールで描いた時は、必ず「フィルタ」⇒「アンチエイリアシング」で、滑らかにしてください。
この文字レイヤを複製します。



文字複製レイヤに対して、「フィルタ」⇒「カラー」⇒「レベル補正」を、左図のように出力最小80、出力最大180になるように、△印を動かしてOKします。

これで画像が、グレーの濃淡になります。



この文字複製レイヤに、「フィルタ」⇒「ぼかし」⇒「ガウスぼかし」を、強さで実行します。



続いて「フィルタ」⇒「エンボス」を強さ16(最大値)で、その後もう一度「ガウスぼかし」を強さで実行します。


注: 水こぼしの場合は、「エンボス」の強さは10くらいでもいいでしょう。


グラデーションマップ用のカスタムグラデーションを作ります。

コントロールウィンドウ下からグラデーションの編集画面を開いて、左図のようなグレーの濃淡グラデーションを作ります。

全て不透明で、両端がRGBカラーで(60、60、60)の暗いグレー、位置0.7前後に(240、240、240)の白に近いグレーの分岐点を、少し離して2つ並べます。



作ったカスタムグラデーションがコントロールウィンドウ下で選択された状態で、「フィルタ」⇒「カラー」⇒「グラデーションマップ」を実行します。

左図のように、白っぽいボンヤリとした線で、文字が囲まれたと思います。


この文字複製レイヤに対して、「フィルタ」⇒「アルファ操作」⇒「下のレイヤの輝度からコピー」を実行すると、文字の部分以外が透明になります。

ここで文字複製レイヤの合成モードを、とりあえず「ハードライト」にしておきましょう。



真ん中の文字レイヤ(白黒のレイヤ)を選択します。

「フィルタ」⇒「ハイパス」をクリックし、範囲でOKします。



この文字レイヤの合成モードを「ソフトライト」にすると、背景レイヤの上に水で字を描いたような画像になると思います。

これで良ければ、「レイヤ」⇒「表示レイヤをすべて結合」して保存すればいいのですが・・・。


このロゴは、背景にする画像の色や明るさによって、文字の見え方がかなり違います。
一番上の文字複製レイヤは、「ハードライト」以外にも「オーバーレイ」などが使えます。
また、不透明度を調整するのもいいでしょう。

真ん中の文字レイヤ(ハイパスを実行したレイヤ)は、水文字の輪郭を強調する役目をしています。
輪郭が強すぎる時は、不透明度を少し下げます。



背景にスイカのテクスチャを使ってみたのが左図です。
この場合は、真ん中の文字レイヤは「オーバーレイ」の方が自然な仕上がりになりました。

このように、色々な合成モードと不透明度を試してみて、納得いく画像になったら「表示レイヤをすべて結合」して完成です。

応用: 水こぼし

このロゴは、背景の画像も工夫のしどころです。 出来上がるとしばらく眺めていたくなるような涼しいロゴができますから、ぜひ試してみてください。